Taylor ES1にFishman Rare Earth Blendを追加改造
テイラーのピックアップシステムES1systemにフィッシュマンのレアアース・ブレンドを追加の改造の依頼を受けました。
それぞれのピックアップは個別に出力し、外部プリアンプでミックスします。
ESシステムのアウトプットジャックもステレオアウトできる物に交換し、
配線しなおしていくのですが、
マグネットピックアップを追加するだけでは芸が無いので、
Rare Earth Blendの電源をES側の9V電池から引っ張り電源を一元化します。
その為に9vから3.3vを作る回路も追加します。
Rare Earth本体にも改造施し、内部に電源用配線を追加し接続します。
(ESシステムもRare Earth Blendも改造しますので当然メーカー保証は受けられなくなります。)


そもそも何故Rare Earth Blendをミックスするかと言いますと、
プロ、アマ問わずユーザーの多いTaylor ES1ピックアップシステムですが、
スッキリとキレイな音だけど、どうしても音の線が細いという面もあり、物足りなく感じる方も少なくはないかもしれません。
ただESシステム自体のクオリティはもちろん高く、少々の胴鳴り感もあります。
そこにRare Earth Blendをミックスする事で、
マグネットPUので太さとコンデンサマイクで空気感と三つ巴で好きな様にミックスできるので
音作りの幅はかなり広がります。
歌モノではこの音作りの幅は本当に重宝するのではないかと思いますね。
さてこの電源一元化によってRare Earthへの電圧、電流がキレイに安定するので、
オリジナルのボタン電池のLR44使用よりRare Earthの音質向上が望めるメリットもあります。
(全く違う音になる程の変化ではない。)
やっぱり電源って大事です。
仕上げにはRare Earth Blendユーザーが実は皆困っている(かどうかは分からない)マイクのグースネックグラグラ問題の為に作った補助器具も作りました。
とても使い勝手の良いエレアコとなりましたよ!

簡単なサンプル音も録ってみました。
雰囲気伝わるといいのですが。
前半22秒がESのみ(オーディオインターフェイス直)、
後半がES+Rare Earth Blend+M.I.J Preampです。
プリアンプはアムリタカスタムギターズとのコラボの物と同等の物とお考え下さい。
それぞれのピックアップは個別に出力し、外部プリアンプでミックスします。
ESシステムのアウトプットジャックもステレオアウトできる物に交換し、
配線しなおしていくのですが、
マグネットピックアップを追加するだけでは芸が無いので、
Rare Earth Blendの電源をES側の9V電池から引っ張り電源を一元化します。
その為に9vから3.3vを作る回路も追加します。
Rare Earth本体にも改造施し、内部に電源用配線を追加し接続します。
(ESシステムもRare Earth Blendも改造しますので当然メーカー保証は受けられなくなります。)


そもそも何故Rare Earth Blendをミックスするかと言いますと、
プロ、アマ問わずユーザーの多いTaylor ES1ピックアップシステムですが、
スッキリとキレイな音だけど、どうしても音の線が細いという面もあり、物足りなく感じる方も少なくはないかもしれません。
ただESシステム自体のクオリティはもちろん高く、少々の胴鳴り感もあります。
そこにRare Earth Blendをミックスする事で、
マグネットPUので太さとコンデンサマイクで空気感と三つ巴で好きな様にミックスできるので
音作りの幅はかなり広がります。
歌モノではこの音作りの幅は本当に重宝するのではないかと思いますね。
さてこの電源一元化によってRare Earthへの電圧、電流がキレイに安定するので、
オリジナルのボタン電池のLR44使用よりRare Earthの音質向上が望めるメリットもあります。
(全く違う音になる程の変化ではない。)
やっぱり電源って大事です。
仕上げにはRare Earth Blendユーザーが実は皆困っている(かどうかは分からない)マイクのグースネックグラグラ問題の為に作った補助器具も作りました。
とても使い勝手の良いエレアコとなりましたよ!

簡単なサンプル音も録ってみました。
雰囲気伝わるといいのですが。
前半22秒がESのみ(オーディオインターフェイス直)、
後半がES+Rare Earth Blend+M.I.J Preampです。
プリアンプはアムリタカスタムギターズとのコラボの物と同等の物とお考え下さい。
ファンタム電源も供給!ストンプ型マイクプリ製作
ラインナップしているレギュラー製品の他に「こんな物はできないか?」という様なご相談を受け一品物を製作する事もよくあります。
今回製作致しましたのは「ストンプ型マイクプリwithファンタム電源」です。
バイオリンに使うコンデンサマイクにファンタム電源供給&ミュートスイッチが欲しい
というご要望を頂きまして製作しました。
IN/OUTも表記無く、そこまでノッペラボウなままにしなくてもっていう見た目ですが、
たまにはこういうのも一品モノとしては良いかなと(笑)。
どうせなら電源供給だけでなく、良い音が送れる物にした方が良いでしょって事で、
プリアンプの回路を組んでストンプ型マイクプリとなりました。
コントロールはこれでもかという程にシンプルに、
フットスイッチでミュート操作と、位相切り替えスイッチのみです。
ファンタム電源は掛かっているのが前提なのでon/offスイッチは表には出さず裏に設けてあります。
電源は9Vアダプターからですが、±15Vに変換しているのでコンパクト物には無いレンジの広さで超クリアーな音になっています。
表現力豊かな音ですのでマイクの受けとしてはメリット大きいのではないでしょうか。
安心できる音送って「あとはPAさんよろしく~」っていう状態にできるのはプレイヤーとしては精神衛生的にもよろしいでしょ(笑)。
面白い製作モノでした^^
バイオリン等の弦楽器の方やサックス等の管楽器の方にライブで役立つ一品としてオススメしたいなあ。

今回製作致しましたのは「ストンプ型マイクプリwithファンタム電源」です。
バイオリンに使うコンデンサマイクにファンタム電源供給&ミュートスイッチが欲しい
というご要望を頂きまして製作しました。
IN/OUTも表記無く、そこまでノッペラボウなままにしなくてもっていう見た目ですが、
たまにはこういうのも一品モノとしては良いかなと(笑)。
どうせなら電源供給だけでなく、良い音が送れる物にした方が良いでしょって事で、
プリアンプの回路を組んでストンプ型マイクプリとなりました。
コントロールはこれでもかという程にシンプルに、
フットスイッチでミュート操作と、位相切り替えスイッチのみです。
ファンタム電源は掛かっているのが前提なのでon/offスイッチは表には出さず裏に設けてあります。
電源は9Vアダプターからですが、±15Vに変換しているのでコンパクト物には無いレンジの広さで超クリアーな音になっています。
表現力豊かな音ですのでマイクの受けとしてはメリット大きいのではないでしょうか。
安心できる音送って「あとはPAさんよろしく~」っていう状態にできるのはプレイヤーとしては精神衛生的にもよろしいでしょ(笑)。
面白い製作モノでした^^
バイオリン等の弦楽器の方やサックス等の管楽器の方にライブで役立つ一品としてオススメしたいなあ。

Mutron 3 修理 ~ その2
Mutron 3 修理 その2です。
LRD(アナログ・フォトカプラ)が抵抗値の近い2つが必要という事で作ってしまいましょ!
という事で、cdsセンサを入手し、LEDと組み合わせて複数個を仮組みします。
その中から抵抗値の近い4つを選別し、
アルミテープやらシーリングやらで大体を仕上げます。
虫が並んだ様な画像がそれです。
その4つの中から最も近い数値の2つを合体させてショートしない様に処理して組み立てて完成です。
流す電流値を調整して基盤に取り付けましたところ、
無事ミャウミャウ言いました。
イェイ。

ちなみにLEDは超高光度を使ったのもあり、
電流値を決める抵抗値はデフォルトより遥かに大きな値になりました。

無事にワウワウするのは良いのですが、
ただ、ここで疑問が!
正解の音ってどんな感じなの?
正直申しますとベースでFunkyなあの感じ!
ぐらいの認識しかありません(笑)。
って事でyoutubeで試奏動画を幾つか見ながら最終的な調整しつつ、
結局もう一度LDRの組み合わせ変えたりして、
大丈夫と言える音になったのでケースに戻して完成です!
しかし面白いエフェクターです。
設定も色々弄れるには弄れますが、
音色変化も含めてまあ不器用この上ない(笑)。
ON/OFF時の音量バランスも非常に難しいです。
OFF時も初段のゲイン部を通っているのでユニティゲインも分からなくなります。
ただ、弄ってると良いんですそんな事と思えてきます(笑)。
豪快さんです。

電源が電池使用だと9Vを2つなんですが、(そのせいで18Vだと勘違いしてる方もいらっしゃる様ですが、)
これは0Vを中心に+9Vと-9Vに振れる両電源の仕様になっています。
専用の電源アダプタが3ピンなのもそれで納得です。
それからこの電源の仕様が非常に危ない!
電池を入れたままアダプタ挿すと電池に電圧流れます。
液漏れ、破裂の可能性有り。
よくもまあこんなテキトーな仕様で(笑)。
またこの電源アダプタに使っているコネクターが何とも微妙で、、、
ロックしないから触るとすぐに取れちゃうよ?
この機種の歴史では本番中に電源外れる残念な事故も少なくない気もするけど
どうなんだろか?
まあ、70'sエフェクターって色々細かい事気にするなよっていう物多いでしょうから。
ミャウミャウ、パウパウ、ワウワウ鳴きまくれば往年のファンクで聴く音そのもので、
太く迫力あるこの音はやはり魅力的です。
一時代を築いた機種をじっくり弄れる貴重な経験でございました(^^)。
LRD(アナログ・フォトカプラ)が抵抗値の近い2つが必要という事で作ってしまいましょ!
という事で、cdsセンサを入手し、LEDと組み合わせて複数個を仮組みします。
その中から抵抗値の近い4つを選別し、
アルミテープやらシーリングやらで大体を仕上げます。
虫が並んだ様な画像がそれです。
その4つの中から最も近い数値の2つを合体させてショートしない様に処理して組み立てて完成です。
流す電流値を調整して基盤に取り付けましたところ、
無事ミャウミャウ言いました。
イェイ。

ちなみにLEDは超高光度を使ったのもあり、
電流値を決める抵抗値はデフォルトより遥かに大きな値になりました。

無事にワウワウするのは良いのですが、
ただ、ここで疑問が!
正解の音ってどんな感じなの?
正直申しますとベースでFunkyなあの感じ!
ぐらいの認識しかありません(笑)。
って事でyoutubeで試奏動画を幾つか見ながら最終的な調整しつつ、
結局もう一度LDRの組み合わせ変えたりして、
大丈夫と言える音になったのでケースに戻して完成です!
しかし面白いエフェクターです。
設定も色々弄れるには弄れますが、
音色変化も含めてまあ不器用この上ない(笑)。
ON/OFF時の音量バランスも非常に難しいです。
OFF時も初段のゲイン部を通っているのでユニティゲインも分からなくなります。
ただ、弄ってると良いんですそんな事と思えてきます(笑)。
豪快さんです。

電源が電池使用だと9Vを2つなんですが、(そのせいで18Vだと勘違いしてる方もいらっしゃる様ですが、)
これは0Vを中心に+9Vと-9Vに振れる両電源の仕様になっています。
専用の電源アダプタが3ピンなのもそれで納得です。
それからこの電源の仕様が非常に危ない!
電池を入れたままアダプタ挿すと電池に電圧流れます。
液漏れ、破裂の可能性有り。
よくもまあこんなテキトーな仕様で(笑)。
またこの電源アダプタに使っているコネクターが何とも微妙で、、、
ロックしないから触るとすぐに取れちゃうよ?
この機種の歴史では本番中に電源外れる残念な事故も少なくない気もするけど
どうなんだろか?
まあ、70'sエフェクターって色々細かい事気にするなよっていう物多いでしょうから。
ミャウミャウ、パウパウ、ワウワウ鳴きまくれば往年のファンクで聴く音そのもので、
太く迫力あるこの音はやはり魅力的です。
一時代を築いた機種をじっくり弄れる貴重な経験でございました(^^)。
Posted on 2017/06/19 Mon. 15:43 [edit]
category: リペア&カスタマイズ
Mutron 3 修理 ~ その1
オリジナルのペダル制作の傍らで
修理、改造の依頼を受ける事も多々ございます。
古い製品などもたまに有るのですが、
再入手が難しい物を弄る時には緊張感も増すものです。
あまりこのブログでは修理、改造ネタは書いていませんでしたが、
たまに面白いネタもあるので書いておきます。
MutronⅢの修理依頼でした。
音は出るがフィルターが殆ど掛からない状態で、
出音をよ~く聞くと何となくシュワって言ってるかもしれない位の内気で気弱な状態です(笑)。
まあ余程の事が無い限りパーツの劣化でしょう。
探ってみると幾つか問題有り、
電解コンデンサは出力部のバイポーラー以外は経年劣化で容量抜けしている様なので交換です。
ここまでは直ぐに済みますが、問題はLDR(アナログ・フォトカプラ)というパーツです。
ある意味心臓部でもあるこの部分が動作していないのは確実で、
本来なら信号の入力があると抵抗値が変化するのですが、
テスターでチェックするとやはり変化しません。

試しに1Mのポットを繋いで抵抗値を動かしてみると音がワウワウ言います。(動画がその時の模様です。)
という事でこれをを交換なんですが、
古いので同じ物はもうどこにも有りません。
代替品の型番は探れば大体出てきますが、
このLDRは2連になっているので交換の際も2つ必要なんですね。
じゃあ2つ繋げば良いじゃんって話なんですが、
数値にバラつきが出る部品なので代替品を幾つか入手して選別ってのも効率が悪いので、、、
はい、作りましょ(^^)
to be continued...
修理、改造の依頼を受ける事も多々ございます。
古い製品などもたまに有るのですが、
再入手が難しい物を弄る時には緊張感も増すものです。
あまりこのブログでは修理、改造ネタは書いていませんでしたが、
たまに面白いネタもあるので書いておきます。
MutronⅢの修理依頼でした。
音は出るがフィルターが殆ど掛からない状態で、
出音をよ~く聞くと何となくシュワって言ってるかもしれない位の内気で気弱な状態です(笑)。
まあ余程の事が無い限りパーツの劣化でしょう。
探ってみると幾つか問題有り、
電解コンデンサは出力部のバイポーラー以外は経年劣化で容量抜けしている様なので交換です。
ここまでは直ぐに済みますが、問題はLDR(アナログ・フォトカプラ)というパーツです。
ある意味心臓部でもあるこの部分が動作していないのは確実で、
本来なら信号の入力があると抵抗値が変化するのですが、
テスターでチェックするとやはり変化しません。

試しに1Mのポットを繋いで抵抗値を動かしてみると音がワウワウ言います。(動画がその時の模様です。)
という事でこれをを交換なんですが、
古いので同じ物はもうどこにも有りません。
代替品の型番は探れば大体出てきますが、
このLDRは2連になっているので交換の際も2つ必要なんですね。
じゃあ2つ繋げば良いじゃんって話なんですが、
数値にバラつきが出る部品なので代替品を幾つか入手して選別ってのも効率が悪いので、、、
はい、作りましょ(^^)
to be continued...
Posted on 2017/06/18 Sun. 20:02 [edit]
category: リペア&カスタマイズ
Spit Drive 2017 ver.
今月からSpit Driveが生まれ変わりました。
基盤のデザインをし直し小型化致しました。
今回のリニューアルで回路の変更はありませんが、ほんの若干の差ですが超高域の出方を変更したので
高域のエッジや倍音が豊富になっています。
(ホントにほ〜んの少〜しですけど)
出音に大きな差は無いとは言え、
装い新たになったのでデモ音源も新しく製作中です。
製作途中の仮ではございますが、ハムバッカーでのHigh Gain版です!
更に本領発揮(?)の使用アンプをRolandのJazz Chorusを使ってのデモも製作予定しています!
基盤のデザインをし直し小型化致しました。
今回のリニューアルで回路の変更はありませんが、ほんの若干の差ですが超高域の出方を変更したので
高域のエッジや倍音が豊富になっています。
(ホントにほ〜んの少〜しですけど)
出音に大きな差は無いとは言え、
装い新たになったのでデモ音源も新しく製作中です。
製作途中の仮ではございますが、ハムバッカーでのHigh Gain版です!
更に本領発揮(?)の使用アンプをRolandのJazz Chorusを使ってのデモも製作予定しています!